制度的企業家の制度変革アプローチ 研究プロジェクト
制度的企業家とは、既存の制度(ルール・慣習・規範)を変革し、新たな制度を創出する存在です。本プロジェクトでは、複数の制度的企業家と見なされる人物が、同一の組織フィールドに対してどのように制度変革を試みたのかを研究し、その動機や手法がフィールドにおける位置取りや動員可能な資源といかに結びついているかを明らかにすることを目的とします。具体的には、日本を代表するベンチャー企業の創業者である千本倖生、孫正義、三木谷浩史による携帯電話業界への参入事例を分析対象とし、その比較検討を通じて、ベンチャー企業にとっても重要な課題である制度変革に関する理論的示唆を導き出すことを目指します。
代表者:小林 英夫(多摩大学)